GO豪4チビ日記

2011年8月にオーストラリアに移住した、我が家の記録を綴ります。

豪には豪に従え!出産話その1。

エリリンが生まれて、はや12日。

エリリンのいる生活に、家族もだいぶ慣れたようです。

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さて、忘れないうちに、出産話を書いておかなくっちゃ!

 

①妊娠中の話

オーストラリア、普通に産むなら、出産費用は無料です。

もちろん、検診代もね。

で、その検診ですが、日本と大きく違うのは、

内診はめったにありません。

した方がいい時も、しないで!って言えばしなくてすむらしい。

ちなみに、特に問題なければ、尿検査もしない。

そういえば、毎回検診で見てくれる先生も違う人だった。

 

超音波とか、血液検査は、いちいちそれ専門の場所でするので、

いろんな所に行かないといけなくって、ちょっと面倒ですが、

その代わり、そればっかりしているプロなので、かなりうまい。

血液検査の人なんか、ほんとに刺した?ってくらい痛くなかったし、

超音波の人、40分以上かけて、丁寧に一つ一つの臓器まで見てたよ。

 

②出産の様子(長文です)

 

朝の4時半に、これは陣痛きたかな?って思い、

急いでトシちゃんを起こしました。

友人に頼んで病院に送ってもらって、着いたのが5時過ぎ。

しかし、まさかの出産病棟へのエレベーター故障。

さすがオーストラリア!3分おきの陣痛なのをこらえて、

別のエレベーターを使って、かなり遠回りして病棟へ。

それで、分娩台に上ったら、安心したのか陣痛がだんたん弱まって、

気づけば8分間隔に伸びてしまった。

助産婦さんには、どんどん歩きなさい。って言われ、

病棟の廊下を歩き回ること数時間。

4時間ほど歩いて、もう破水してもらいたいねー。

なんてトシちゃんと話していたら、

助産婦さんがやって来て、破水させちゃう?って言うので、

「YES!」って答えました。

それで10時に破水してもらって、ついに本格的な陣痛がスタート。

それでもそこから2時間かかって、産まれたのは12時11分でした。

3930gという大きさだったので、

一番時間もかかったし、出すのも痛かった〜!

最後さ、「鼻がつっかかってるから、もう一度プッシュして!」って言われて、

鼻〜!!?あの小さな突起物が〜!

って思っていきんだら、次はあごが引っかかってるとか言われて、

今度はあご〜!?と思ったら、やっとこさ出てきました。

しかし、こちらも4回目の出産ですから、

小さく2針縫ってもらうだけで、ほとんど産道も裂けず、

産後はすぐに歩けるくらい、安産でしたよ。

 

出て来てすぐに、カンガルーケアって言うの?

ママの胸に赤ちゃんを乗せるのをしてくれたんだけど、

エリリンはお尻をあげて、足を踏ん張って、

ママの胸の上で馬乗りポーズをしてました。

それ見て、ナースや助産婦さん笑ってるし。

むむ?こやつ、足腰強い系?って思ったら、

それもそのはず、すでに首も座ってました。

髪もフサフサ、体も大きいし、泣き声も大きいので、

ナースに「産まれて3か月の赤ちゃんみたいね」と言われたエリリン。

オーストラリア的にも、大きいしっかりした赤ちゃんの誕生でした。

 

③日本と違うところは?

産後にすぐシャワー

産後1時間に分娩室から入院病室に移動するってのは聞いてたんだけど、

シャワーしないと移動出来ないって言われて、まず驚いた。

さすがの私もフラフラで、あれはけっこうきつかった。

日本じゃ、産後すぐにシャワーはないよね?

 

食事は、「ザ、機内食!」

産後の楽しみと言えば、食事なわけで、

まぁ、期待はしてなかったですよ。

しかし、あまりにもエコノミーの機内食そのままなのには笑った。

こんな感じ。これは朝飯だったかな。

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これはたしか昼食。

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味もずばり、機内食レベル。塩味は自分で足して〜。って味つけ。

フルーツやデザート、パンなんかは取り放題でしたが。

栄養のバランスは、自分で考えてね。ってことでしょうかね。

メインディッシュは、給食のおばさんみたいな人が、

いくつかあるおかずから選ばせてくれて、よそってくれるんだけど、

産後腹減り中のママたちは、全種類って頼む人が多かったな。

もちろん私も、全種類オーダーでしたが、それだけじゃ足りず、

トシちゃんに母特製のおにぎりを運んでもらったりしました。

 

母乳だけで頑張れよ〜

私が2番目、3番目を産んだ日本の産院は、

産後はママの体力回復のため、赤ちゃんは夜預かってくれて、

ミルクを与えておいてくれる。ってところだったのですが、

その話をこっちで助産婦にしたら、みんな大変驚いてた。

とにかく、出来るだけ母乳で頑張れ!っていうのがこっちのスタンスらしい。

だったら、もうちょっと母乳のケアとかしてもよさそうだけど、

一人目を産んだアメリカもそうだったけど、

産んだら横に赤ちゃんを置かれて、あとは自分で頑張って〜。でした。

私は4人目で慣れてるし、母乳もよく出たからいいけどさ、

これ、初産の人だったら大変なんじゃ?

ちなみに、産んで24時間したら、

赤ちゃんをお風呂に入れていい。って話だったんだが、

それも、自分で勝手にやってねー。でした。

 

 

出産話はだいたいこんな感じかしら。

全部無料ですから文句はないですが、

ま、日本のようなサービスは、出産においてもほとんど皆無ですので、

これからこっちで産む予定の方は、覚悟はしておいた方がいいかもね。

 

そうそう、問題なければ、産んで48時間で退院なんだけど、

その後、家に助産婦が2回来て、私の体チェックや、赤ちゃんの計量しました。

私の母は、それはなかなかいいサービスね。って言ってたけど、

私はあんまり好きじゃなかったなー。

4人目だし、母乳も出てるから大丈夫。って言ってるのにさ、

なんかしつこく母乳で母乳で。って話し続けられて、ちょっとプチ切れしました。

助産婦さんとの相性もあるかもしれませんが。

「家に訪問してもいいですか?」って最初に聞かれた時に、

「結構です。」って言えばよかったな〜。